ノヴェッロ/バンフィ社/トスカーナ州/サンタ・コスタンツァ2021

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ノヴェッロトスカーナ
サンタ・コスタンツァ
750ml

イタリア赤
ノヴェッロトスカーナ
サンタ・コスタンツァ
750ml



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イタリアの新酒

トスカーナ州のノヴェッロ

　エノトリーア・テルス（ワインの大地）と謳われ、常に世界をリードする多岐多様で魅力的なワインの産地イタリアから2021年の新酒（ノヴェッロ）が届きます。トスカーナ州のサンジョベーゼ種80％、シラー種20％からマセラシオン・カルボニック比率30％で造られた、スミレ色を帯びたルビー色のフルーティでフローラルな香りに持続性のあるフルーティでまろやかなテイストのちょっと玄人好みのやや辛口の軽いタイプの新酒赤ワインです。

マセラシオン・カルボニック製法
大きな密閉ステンレスタンクに収穫した黒ブドウを破砕せずにいっぱい詰め、炭酸ガス気流中で数日置くことで軽いアルコール発酵が起こり、果皮に含まれている芳香成分が生成される醗酵方法。
　１．炭酸ガス注入による軽い醗酵方式
　２．詰めたぶどう自身の重さにより潰れて醗酵するのを利用する方式
（２の方法をとるボージョレーの生産者は自分たちの方法をマセラシオン・ナチュレと言う）

トスカーナ州
西はティレニア海に面し、そして北東にエミーリア・ロマーニャ州が隣接するイタリアの中央やや上の地域にある州で州都は芸術家も多いフィレンツェ県です。ＤＯＣＧワインの生産量の比率が多く、クオリティーの高いワイン産地になります。サンジョベーゼ種のＤＯＣＧ赤ワインのキアンティは「トスカーナのキアンティ」といわれるほど日本でも有名なワインです。

　2011年11月上旬閉店業務終了後、青森はとても寒い夜。お店から今回はこの「トスカーナ・ノヴェッロ」をチョイスして飲むことにした。抜栓というか理にかなったスクリューキャップを少し物足りない感じで開けた。とてもフルーティな香りが風邪の治りかけでも鼻腔奥へ心地良く入ってきました。きれいな透き通るようなルビー色、口に含むとまろやかでやさしい。が？酸味がない、今年は果熟がすすんでいるのかなんて思いながら飲んでいた･･･ふと思い、ワイン温度を測ると17、18℃、一応14℃～16℃に合わせるべく水と氷で5分ほど冷やしたら14℃になった。するとどうでしょう、空気に触れたことも相まって新酒独特の新鮮な果実酸がでてきて食に合わせたくなりました。ということで、かみさんに作ってもらったオレガノの効いたミートソースパスタ（偶然にも使ったお皿がトスカーナ・サルサ・ディ・ポモドーロのもの）とそのソースを乗せたバジルソースのピザをいただきました。微妙な温度差ですが改めてワインのサービス温度が大事なことだと認識しました。かみさんは酸のでていなかった最初の味が好みと言っていましたので、赤ワインの飲みなれない方、酸味の苦手な方は17度前後の室温がいいかもと思いました。

2021年　
　ノヴェッロ・トスカーナ・サンタ・コスタンツァ　
　※クール配送をお薦めします
●メーカー：バンフィ社　創業1978年　ブドウ畑面積：800㌶
●産地：イタリア/トスカーナ州
●格付：ＩＧＴ
●ヴィンテージ：2021年
●色：赤
●タイプ：やや辛口のライトボディ
●サービス温度目安：14～16℃
●食事：パスタ、塩味のきいた魚介類、肉料理（特に鶏肉料理）
●ぶどう品種：サンジョヴェーゼ80％、シラー20％
●マセラシオン・カルボニック比率：40％
●コルク：なし（スクリューキャップ）
●アルコール：12.5％
■容量：750ml
■カートン：なし

2020年：10月
　2020年は近年でもとくに素晴らしいヴィンテージの一つとして記憶に残るものになるだろう。夏を通して非常に乾燥し、温暖な気候で、なおかつ40℃を越えた日は数日のみと酷暑にも見舞われることが無かった。夜間は理想的に気温が下がり、昼夜の寒暖さにも恵まれ、ブドウの香りやアロマがよく成熟したといえる。素晴らしい品質のノヴェッロ・サンタコスタンツァとなるだろう。

2018年：9月
　モンタルチーノでの白ブドウの収穫は、8/21のピノ・グリージョから始まった。数日後にソーヴィニョン・ブラン、シャルドネ、最後にヴェルメンティーノが9月の第一週まで続く。そして、白ブドウの収穫後には、メルロー・シラーといった早熟の黒ブドウ品種の収穫が始まる。

2017年：9/4
　モンタルチーノ、およびその他トスカーナ各地は、冬から春にかけての気温は例年より高く、雨量は少なかったため、樹の成長は妨げられた。夏になると、ようやく成長が始まり、日中は極めて暑く、乾燥していたため、昼夜の気温差が大きく、ブドウにとって着色期・成熟期は理想的なものとなった。収穫は例年よりやや早く、８月28日にはシラー、その翌週にはサンジョヴェーゼの収穫が始まった。今朝は恵みの雨が降り、気温が10度近くまで下がった。サンジョヴェーゼなどの遅摘の品種にとって、良い影響を及ぼすことが期待される。品質はとてもよく、収量は20～25％ほど減少することが予想される。

2016年：10/4
　今年の収穫は、8/29にピノ･グリージオから始まり、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブラン、ヴェルメンティーノと続いた。モンタルチーノでの成熟状況は例年通りで、他のトスカーナ地方、キアンティ、キアンティ・クラッシコ、ボルゲリからマレンマにかけても同様だった。発芽は少し早かったものの、5月から6月にかけて気温の低い日が続いたため、熟すのには時間がかかった。素晴らしい気候の下、とても質のいい白ブドウを収穫することができた。
　黒ブドウについても、早熟のメルローやシラーなどの品種も、見事な成熟状況となった。サンジョヴェーゼもまた、昼夜の温度差がしっかりあったため、完璧な成熟状態に達した。健康で美しい小粒のブドウが収穫できた。
　2016ヴィンテージは昨年同様、高品質なヴィンテージとなるだろう。

2015年：10/16
　今年の収穫は、8/27にピノ･グリージオから始まり、ソーヴィニョン、シャルドネと続いた。我々のエリアでは、非常によい気候に恵まれたシーズンだった。冬と春には例年並みの雨が降ったおかげで土壌は十分な水を蓄えることができ、気温の高い長い夏の間も、ブドウ樹は水のストレスにさらされることがなかった。また昼夜の温度差がしっかりあったため、ブドウは完璧な成熟状態に達した。
白ブドウは通常より少し遅めに熟し、素晴らしい気候のおかげで健康なブドウが収穫できた。
一方、黒ブドウの収穫は少し早めで、見事な成熟状況となった。メルローとシラーは9月の1週目から収穫を始め、サンジョヴェーゼの成熟と収穫も少し早めで、10月1週目には収穫を終えた。
収穫の時期に多量の雨は降らなかったため、ブドウの健康状態が保たれ、収穫も容易だった。
2015ヴィンテージは非常に高品質で、ここ10年の間でも最も偉大なヴィンテージに数えられるだろう。

2014年：9/1
　2014年は夏に雨が多く難しい年になるだろう。雪の降らなかった暖かい冬の後、春は晴れの日が多く芽は雹（ひょう）や遅い時期の霜などの影響を受けずに順調に成長した。6月までは雨が少なかったが、7月から8月中旬にかけて、気温が低く雨の日が続いた。
9/1現在、ブドウは健康な状態で、美しい晴れた空の下、非常にいい状態に熟している。しかしながら、通年よりも注意深くブドウの選別が必要となりそうで、生産量は減少するだろう。
以上のことから2014ヴィンテージのワインはフレッシュさが魅力的で瓶熟期間が短くて済む非常に飲みやすいタイプになるだろう。収穫まで雨が降らないのを望むばかりである。

2013年：9/12
　ピノ･グリージオなど、一部の白ワイン用ブドウは9月初旬から収穫を開始。
冬から6月まで雨が多く降ったため、ブドウは通常より皮が薄く、糖度が低めでよい酸がある状態に成長している。バンフィ社の見通しとしては、赤ワイン用のブドウの収穫は9月の2週目後半～3週目に始まる予定。
現在の気候は日照量が豊富で風は弱く、日中の最高気温が30～34℃、夜と早朝の気温は15℃前後と非常に理想的である。

2012年：
　▼ブドウの生育状況－ブドウは小ぶりも乾燥した日光のよく当たる風通しの良い環境の下、完全に健全な状態です。
　▼天候－昨年の冬から雨が非常に少なかった。2月は非常に寒かったが、春は暖かく、夏は暑くよく晴れた乾燥した日が続いた。
　▼2012年のノヴェッロ予想－エキス分が豊富なため（それぞれの粒が小さいため、果汁が少なく、果皮の成分が多くなる）並外れたヴィンテージになる可能性があります。全体の収穫量は、平均より少し減る見込みである。